テクノロジー

ClubhouseがいよいよAndroidアプリの外部テストを開始

音声ベースのネットワーキングアプリClubhouse(クラブハウス)は、現在すべての主要テックプラットフォームに押され気味だが、ようやくそのサービスをAndroid(アンドロイド)に展開しようとしている。同社は、毎週恒例のタウンホールイベント中に、Android版アプリがベータテストに入ったことを発表した。外部の少数の人間がテストに参加し、公開に先立つ初期フィードバックを会社に提供する予定だ。

Clubhouseはリリースノートの中でこのテストを「フレンドリーなテスター」グループへ展開中の「ほぼベータ版」を含んだものだと説明している。つまり、より広範囲のユーザーが、Android版アプリにサインアップする手段はまだないということだ。

Androidクライアントの欠如は、招待システムと組み合わせられて、当初はClubhouseに排他性のオーラをまとわせた。参加するには誰か招待してくれる人を知っていなければならなかったし、iOSデバイスも必要だった。しかし、Androidユーザーへのアクセス提供が遅れたため、強力な競合相手たちがClubhouseに追いつく時間を与え、同時に取り残されていたユーザーたちに訴求することを許してしまった。実際、最大のライバルの1つであるFacebook(フェイスブック)は、最近そのすべてのプラットフォームとサービスでClubhouseに挑戦状を叩きつけた。

Facebookは、短いオーディオスニペットからFacebookとMessenger(メッセンジャー)全体で動作するClubhouseクローンなどのさまざまな新製品を含んだ、フルオーディオ戦略を発表した。また、Instagram Live(インスタグラム・ライブ)ユーザーが、自分のビデオをオフにしてマイクもミュートする方法も発表した。これはClubhouseに似通った機能だ。Facebookの研究開発部門でさえ、Clubhouseの代替品であるHotline(ホットライン)をテストしている 。HotlineはQ&A用途に焦点を当てていて、ClubhouseとInstagram Liveの一種のマッシュアップ機能を提供している。

関連記事
フェイスブックが音声関連の新機能を発表、Clubhouse類似機能やポッドキャスト支援ツールなど
Instagram Liveに音声ミュートやビデオをオフにする新機能追加、Clubhouseに対抗
フェイスブックがClubhouseとInstagram Liveを合わせたようなQ&A製品Hotlineのテストを開始

一方Twitter(ツイッター)は、音声ルーム機能であるTwitter Spaces(ツイッター・スペース)を拡張し続けている。他にもReddit(レディット)、LinkedIn(リンクトイン)、Spotify(スポティファイ)、Discord (ディスコード)、Telegram(テレグラム)、その他の企業が、Clubhouse相当品の提供を目指して開発を進めている。

関連記事
Twitterが音声によるソーシャルネットワーク機能「Spaces」のベータテストを開始
RedditがClubhouseによく似たReddit Talkを発表
LinkedInもClubhouse類似機能を開発中
SpotifyのCEOがライブオーディオコンテンツを次の「Stories」だと有望視
DiscordがClubhouseのような音声イベント用チャンネルの提供を開始
女性向けソーシャルネットワーキングアプリPeanutがライブ音声ルームを追加

Clubhouseにとっては、特に初期の過剰な期待がすでにしぼみつつある兆候の見えるいま、成長をプッシュすべきときがやってきたことを意味している。アプリストア情報会社のApptopia(アプトピア)によれば、ClubhouseはこれまでにiOS上で推定1350万回ダウンロードされているが、日次ダウンロード数は減少しており、これは日次アクティブユーザー数の減少を反映している。

画像クレジット:Apptopia

Apptopiaのデータによると、Clubhouseの日次アクティブユーザーは、2021年2月の頂点から68%減少している、とはいえこれは必ずしもClubhouseが終わったことを意味するわけではない。単に毎日の習慣としての頻度が少なくなっているだけだ。それでももし同社が、同社のアクセラレータープログラムを使って狙う、クリエイターコミュニティの構築や、多くの人気ショーの確立に成功できたなら、引き続き週次もしくは月次の単位でユーザーを引き戻すことができるだろう。そしてそうしたセッションは他のソーシャルアプリに比べて長くなる可能性がある(たとえ他のタスクをしながらアプリを開きっぱなしにしているのだとしても、Clubhouseのユーザーはしばしば1時間以上行われているショーに参加している)。

関連記事:Clubhouseがクリエイター向けアクセラレータープログラム開始、スポンサー紹介もしくは月54.6万円の収入を保証

さらにClubhouseは、最近使用量が減少しているかもしれない人の、再エンゲージメントに関する課題に取り組んでいる。また、タウンホールイベント中に、Clubhouseは、ユーザーが招待されたイベントについて気が付けるようにするために、イベントのベルアイコンを導入すると発表した。これは、イベントを宣伝するクリエイターにとっても重要な機能だ。

Clubhouseは、そのAndroidアプリがより多くのテスターやより広い範囲の一般ユーザーの手に渡る時期については、はっきりしたことを語っていない。ただ「今後数週間」でより多くのAndroidユーザーを招待したいと述べただけにとどまっている。Clubhouseは2021年3月に、Androidのリリースには2、3カ月かかると語っていた

関連記事:ClubhouseのAndroid版リリースは2、3カ月先

カテゴリー:ネットサービス
タグ:ClubhouseAndroid音声ソーシャルネットワーク

画像クレジット:SOPA Images / Getty Images

原文へ

(文:Sarah Perez、翻訳:sako)

-テクノロジー

© 2021 GAJET CLUB Powered by AFFINGER5