世代間で引き裂かれた中国の苦しみ、いまSFが描くもの:『荒潮』陳楸帆が語る、フィクションが現代社会で果たす役割

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『三体』著者の劉慈欣に「近未来SF小説の頂点」と言わしめた陳楸帆(チェン・チウファン)による長篇小説『荒潮』が日本に上陸した。本作では電子ゴミが世界中から集まる島が舞台となり、行き過ぎたグローバル資本主義とごみの問題、地球環境のこれからが描かれる。かねて翻訳版を心待ちにしていた『WIRED』編集部は、上海に暮らす陳にメールインタヴューを実施。現代社会におけるSFの役割から、移行期の中国を描くという彼のスタンスまで、その創作の全貌をひも解いていく。